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【渡航前必読】人民元口座との付き合い方【キャッシュレス難民回避法】

※いらすとやより

 今年も人事異動の季節がやってきます。これから中国に赴任を予定されている方にとって、誰もが関心を持っていることは、衣食住も大事ですが、人民元はどのように使えばいいのか?でしょう。もう少し噛み砕いて言えば、コロナ以降中国ではちょっと面倒なキャッシュレス大国となっており、一定の条件をクリアしなければ、面倒な生活を強いられます。キャッシュレス難民を回避するため、渡航前に学ぶ人民元口座との付き合い方を紹介します。

参考サイト

ペイペイ難民よさらば!

中国の現状

 現在、中国ではキャッシュレス決済が一般的です。特に、対面接触が厳しくなったコロナ以降、それが顕著になっています。何をするにもスマホ画面をQRコードをかざして決済するのが当たり前のこの世の中、正直現金を受け付けてくれる場所は減ってきていることも事実です。小さい店舗によっては、1元以下の細かいお釣りが発生したとき、嫌な顔したり、小銭の代わりに飴を渡してきたりもします。

現在中国の支払状況

①公共交通機関…支払いアプリOK、現金OK(バスはお釣りが出ない、地下鉄券売機は現金対応が減っており、QR対応の機械が増えている)
②タクシー…支払いアプリOK、現金OKだけどお釣りがないと言われることもある
③ライドシェアタクシー…支払いアプリOK、現金NG
④鉄道(12306)…支払いアプリOK、現金OK(駅窓口のみ)
⑤大型スーパー(イオン、イケアなど)…支払いアプリOK、現金OK
⑥コンビニ…支払いアプリOK、現金OK
⑦個人店舗…支払いアプリOK、現金OKだけどお釣りがないと言われることもある
⑧屋台…支払いアプリOK、現金はNGのときもある
⑨博物館などの公共施設…支払いアプリOK、現金はNGのときもある
⑩ホテル…支払いアプリOK、現金OK

⑪ネット販売…支払いアプリOK、現金NG

⑫自動販売機…支払いアプリOK、現金NGの機械が増えている

⑬レストラン…支払いアプリOK、現金OKだけど小さい店舗では現金を受け付けているか聞かないとわからない

基本的に大型店舗なら支払いアプリと現金は受け受け付けると、個人店舗になると、現金NGの店も出てくる。支払いアプリが使えない場合は1〜20元の小銭は用意しておくこと。

海外で中国系支払いアプリが使えない外国人

日本の店舗カウンターにも中国系の支払いアプリがあるが、使えるのは中国人のみで外国人は使えない

 支付宝も微信支付も日本で実装できますが、現時では外国人は海外で中国系支払いアプリは使えません。理由として、中国の支払うアプリを海外で使用する際、中国人用の大陸身分証明の登録が必要になり、外国人のパスポートは受け付けていないからです(香港、マカオも同様)。もちろん、中国大陸に来れば外国人でも中国系支払いアプリは使えます。

クレカを紐づけでも日本では使えない

左が支付宝、右が微信支付とクレカの紐づけ画面

 今年の前半、微信支付及び支付宝は海外クレジットカード機能の追加ができるようになりました。微信支付の場合、カードは、VISA、ダイナースクラブ、ディスカバー、JCB、マスターカードの5種類。ただし、この機能を持って日本では決済できません(中国では決済できます)。クレジットカードからウォレットにチャージすることは出来ます(微信支付、支付宝共通)。クレカからウォレットにチャージをして、そこからお金を支払うことになりますが、中国の銀行口座を持たない限り個人間の取引はできません。

クレカからウォレットでチャージは出来る

口座を持たない人はTourpass(支付宝)を使え

情報源
 中国着任後、銀行口座が出来るまで、銀行や空港イミグレで両替した人民元が必要になりますが、上記の通り現金を受け付けていない店舗もありますので、この機能を使って支付宝にチャージ後使用できます。ただし、この間、個人間の送金はできません。小さい店舗では個人のQRコードを決済させることもあるので、Tourpassは利用できません。Tourpassが使えるのは、QRコードの部分に支付宝、微信支付と書いてあるものだけです。

容易ではない銀行口座の開設

 中国で一刻も早くキャッシュレスをしたいなら、真っ先に銀行に行き口座開設をお薦めします。銀行によっては新規開設にあたり、パスポート、携帯電話の他に、入国ビザ(or居留証)、工作許可証、社員証、マイナンバーカード、運転免許証※などの資料を提出させるところもありますが、これは場所によって異なります。

 20年前ならパスポートを見せればすぐ作れた新規口座ですが、今はちょっと面倒になっているので、日本語堪能な同僚や中国人の友人と一緒に窓口に行くことをお薦めします。申請してから開設し終わるまでの期間は、当日だったり数日後だったりと銀行によって対応がまちまちです。

※実際6年前、筆者が新規口座を作りに行ったときは、工作許可証or社員証or運転免許証のどれかを提示できないの?と言われた。マイナンバーカードは当時まだないが保険証と言われた記憶がある

銀聯カードは磁気タイプを選べ

中国銀行口座を開設したときもらった銀聯カード。黒い磁気がなければ日本のATMで引き出せない

 晴れて銀行口座ができるとき、銀行側から銀行カード(銀聯マーク付き)を手渡されます。銀行カードの表面には自分の口座番号が記されています。気を付けてほしいのは、銀行カードにはICチップのみとICチップ+磁気(黒い部分)のタイプがありますが、もし選べるなら必ずICチップ+磁気のタイプを選びましょう。これは後述しますが、日本の銀行ATMで中国の銀行口座から引出すときこちらのカードが必要になります(ICチップのみは非対応)。

日本で人民元口座から現金を引出す場合

セブン銀行ATMは街中の至る所にある

 一番手っ取り早いのは、日本の銀行ATMを経由して中国の銀行の口座から日本円を引き出すことが出来ます。筆者が普段使っているのはセブン銀行で、中国銀行を例に取ると、ここでの1回あたりの最大限度額は10万円。ちなみに、1日あたりの引出し最大限度額は1万元。年間10万元までなら引出し可能(イオン銀行は1回5万円が限度額)。ちなみに、1回あたりの手数料は61.13元だった(10万円下ろした場合、セブン銀行)。

香港、マカオでは銀聯カードで買い物ができる

レジカウンターにこのマークがあれば、銀聯カードは外国人でも使える

 一部の店舗では、人民元を受けっとてくれますが、基本的に香港では香港ドルマカオではマカオパタカが有効通貨となります。基本的に人民元は受け取ってもらえません。ただし、買い物をするとき銀聯カードがあれば精算の際カードを使って決算できますので、現地通貨を持ち合わせていない場合は助かります。また、以前マカオのカジオにあるATMで銀聯カードを使って香港ドルが下ろせましたが、今は中国人の身分証提示が前提となっており、外国人は利用できません。

日本の一部の店舗でも銀聯カードが使える

日本の一部の店舗でも銀聯カード決済ができます。一時帰国で手持ちの日本円がないときは銀聯カードを使って買い物ができます。支払いの際、銀聯マークがあるかどうかのチェックをし、あれば対応はできますが、お店のスタッフが銀聯カード決済のやり方を知らないこともあります。

人民元口座の維持

 人民元口座ですが、気付いたら凍結される可能性もあります。これまで凍結されてきた例を挙げると…。
①本人が日本に帰国、他国に異動してしまい、連絡が取れなくなる
②中国で使用していた携帯電話を解約
③結婚してパスポートの姓名が変わったけど、日本にいるから放置
④パスポート更新後銀行に届出することなく放置
ということで、まずは①中国の携帯電話番号の維持(帰国するなら契約を変えて月額の維持費を減らす)、②パスポート番号変更の場合はすぐ銀行に届け出を出す、この2つさえ実施できれば口座の維持を継続できます。

結論を言うと…

①中国渡航前に、微信支付と支付宝を実装

②支付宝でTourpassを使いチャージ

③微信支付と支付宝でクレカを紐づけ

④渡航後、すぐ銀行口座を開設手続きへ

⑤銀聯マークがあるところでは、銀聯カードが外国人も使える

⑥日本のセブン銀行では最大10万円/回下ろせる

⑦携帯番号とパスポート番号が変わったらすぐ銀行に届け出る

ということ。これから来る駐在時代をワクワクしながら待ってみましょう。

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